平成30年度地域別最低賃金
横浜市青葉区の税理士、古嶋(フルシマ)です。
最低賃金引き上げ額平均26円で過去最大
平成30年度地域別最低賃金は、中央最低賃金審議会で賃上げ額の目安が公表され、それを基に各都道府県労働局長が改定額を決定し平成30年10月1日から順次発令されています。
改定額を見ていくとAランクの6都道府県は目安通り27円引き上げられ、東京は985円と最高、神奈川は983円と1000円に迫りました。Bランクの16府県も目安通り26円引き上げられ、7県が新たに800円以上、一方Cランクは25円の引き上げ、5県が新たに800円台に乗せました。Dランクでは24円の引き上げでCとDで11県が762円で並び、最低は鹿児島県の761円でした。
5年後には1000円まで引き上げ?
近年、最低賃金は引き上げの流れが続き、時給額のみで表示されるようになった平成14年度には663円でしたが一昨年度に初めて平均800円を超えました。今回は全国加重平均で最低賃金を3.1%程度引き上げています。このままですと5年後には1000円に達する事になります。政府は800円以下の最低賃金をなくすことを掲げているので、人手不足に対処するため中小企業では実力以上の賃上げを求められるかもしれません。
平成30年の改定額は以下の通りです。
- A.27円改定
東京 985円 神奈川983円 大阪 936円 埼玉 898円
愛知 898円 千葉 895円 兵庫 871円
- B.26円改定
京都 882円 静岡 858円 三重 846円 広島 844円
滋賀 839円 栃木 826円 茨城 822円 富山 821円
長野 821円 山梨 810円 群馬 809円 岡山 807円
和歌山803円 宮城 798円 香川 792円 徳島 766円
- C.25円改定
北海道835円 岐阜 825円 福岡 814円 奈良 811円
石川 806円 新潟 803円 福井 803円 山口 802円
愛媛 764円 高知 762円 佐賀 762円 長崎 762円
熊本 762円 大分 762円 宮崎 762円 沖縄 762円
- D.24円改定
福島 772円 島根 764円 山形 763円 青森 762円
秋田 762円 岩手 762円 鳥取 762円 鹿児島761円